大島海峡満喫、交流深める

大島海峡満喫、交流深める

車いすのままボートに乗り込みダイビングを楽しんだ身体障がいを持つダイバーら(提供写真)

瀬戸内町でバリアフリーダイビング関東大会
身体障がい持つダイバー11人

NPO法人日本バリアフリーダイビング協会(山田眞佐喜代表)の第19回「バリアフリーダイビング関東大会」がこのほど、瀬戸内町清水の車いす対応型ダイビング総合施設「ゼログラヴィティ・清水ヴィラ」を主会場に行われた。身体障がいを持つダイバーら11人が全国各地から参加。ボランティアでの介助者も含め総勢30人が美しい大島海峡のエメラルドグリーンの海を満喫し、交流を深めた。

同協会はハンディキャップを抱えた人々に、ダイビングの楽しさを広く知ってもらいたいとして、1997年に設立。「海の中では練習しなければ自由に泳ぐことができず、だれもが大きな障がいを持つ」との理念から、障がい者ダイビングの普及啓発や交流会などを行う。

大会は今月1~4日の日程で行われ、うち2日間で4本のダイビングを実施。車いすのままボートに乗り込み、海に入ってからは同町清水や嘉鉄の沖合で、サンゴの美しさや独特の浮遊感を堪能した。

同NPO関東事務局によると、同町でのバリアフリーダイビング大会の実施は昨年に続き2回目。ゼログラヴィティが車いす対応型のボート・宿泊施設などを保有することから同施設を利用している。同町の海は波穏やかで透明度が高く、今回はリピーターの姿も見られたという。来年の実施も予定している。

受け入れ施設となったゼログラヴィティの山下豊現場責任者は「全国的にも少ない、宿泊施設併設型のバリアフリーダイビング施設。障がいを持っていると旅行をするのもおっくうになってしまう。今回のように飛行機に乗り、海に入るような旅行を誰もが当たり前にできる社会になれば」と語った。