中学校部門で田中一村記念美術館賞を受賞した崎原中２年・村田優佳さんの作品『主役』
田中一村記念美術館
奄美描いた力作８８４点応募 ８日から作品展
県奄美パーク・田中一村記念美術館は５日、奄美の自然や生活、行事などを描く「第９回田中一村記念スケッチコンクール」の入賞者を発表した。奄美群島内の小中学校80校から計８８４点の応募があり審査。学年別４部門から大賞の田中一村記念美術館賞１点、優秀賞２点をそれぞれ選び、計12人の受賞者が決まった。
コンクールは、絵の制作を通して、奄美の美しい自然に気づき、豊かな情操を育もうと９回目。小学１・２年、同３・４年・同５・６年、中学校の４部門で審査した。
審査員らは「奄美群島らしい自然や地域への思い、それぞれの体験をテーマに、構図や彩色を工夫した個性豊かな表現が多く見られた」と講評。続けて「どの作品からも、子どもの豊かな感性や奄美群島の魅力を感じた」と各作品を称えた。
８日からは、同館企画展示室で作品展がスタート。21日午後２時からは同室で受賞式も行われる。
作品展は、午前９時～午後６時（最終日は同４時まで）。観覧無料で、25日まで展示する。
コンクール入選者は次の通り（敬称略）。
【田中一村記念美術館賞】吉峯真月（手花部小２年）、堀之内滉太（奄美小３年）、山入端梨亜（奄美小５年）、村田優佳（崎原中２年）【優秀賞】中里優月（市小２年）、上唐湊功（兼久小１年）、德永瑛亮（大勝小４年）、森絢菜（戸口小４年）、野口凜子（和泊小５年）、進ミシェル（名瀬小６年）、盛亜衣実（秋徳中２年）、西玲音（面縄中２年）