樟南二高で「進路壮行会」

樟南二高で「進路壮行会」

就職・進学試験の突破を目指し樟南二高であった「進路壮行会」=12日、同校体育館

「全員の合格・内定を」
後輩らエール

 【徳之島】樟南第二高校(牧園弘光校長、生徒数269人)で12日、就職・進学受験シーズンに臨む3年生らの士気を高めて励ます「進路壮行会」があった。後輩らの激励と合格祈願のエールに、3年生は「全員が合格内定を」と決意表明して勝鬨=かちどき=を上げた。

 企業側による高校新卒者採用選考・採用内定開始(16日解禁)を前に、全校生徒・職員で3年生たちの士気を高め励ます恒例行事。今年対象の3年生は86人(普通科13人、商業科57人、工業科16人)。「勝ち取れ!合格」「目指せ!栄冠」などをアピールするのぼり旗を掲げ、体育館であった。

 後輩代表の西元結愛さん(商業科2年生)は、センター試験へのハードな学習や鹿児島強化合宿、各種検定の資格取得など各科それぞれの頑張りをたたえながら「先輩方が就職試験・専門学校・大学受験に合格できるよう願っています」と激励。3年生代表の久保結愛さん(商業科)は、各科の取り組みに触れながら「就職・進学の全員合格・内定を目指して卒業まで一丸となって頑張ります」と決意を表明した。

 応援団長の太村凜之助さんと直和美さん(いずれも2年生)が勇壮な和太鼓の音にのせてエール送った。3年生たちは白城間大介さん(商業科)の音頭で「エイ・エイ・オー」の勝鬨を上げた。牧園校長は「知らない土地に受験に出掛けることは不安もあると思うが、今までやってきたことを信じ、自信を持って臨んで欲しい。吉報を待っています」と結んだ。

 学校側によると、今年は商業・工業科の就職希望者が約50%(昨年約40%・一昨年約30%)に急増。「全国的な人手不足傾向で求人数が1500社以上に上っているのも原因」という。