中学相撲日本一に輝いた新島伊武起君(右から3人目)と、全国大会相撲団体に出場した龍南中メンバーら
離島甲子園ベスト4入りした「龍郷選抜チーム」メンバーら
8月に開かれた「第49回全国中学校相撲選手権大会」(公益財団法人・日本中学校体育連盟主催)で県勢初となる個人戦優勝を果たした龍郷町立龍南中学校の新島伊武起君(3年)と全国大会団体に出場した龍南中チームメンバー、「第12回全国離島交流中学野球大会」(通称・離島甲子園、同実行委員会主催)で4強入りした「龍郷選抜チーム」のメンバー18人が11日、竹田泰典町長を表敬訪問し、それぞれの好成績を報告した。
町長室で竹田町長は、中学相撲日本一に輝いた新島君に対し、「日本一の連絡を受けたときは『すごいことをやってくれた』と驚き、感激した。町民に感動と希望を与え、元気にしてくれてありがたい」「(島外在住の)出身者にも感動を与えてくれた」と述べ、偉業をたたえた。
新島君は「(全国大会を終えて)すごいことをやったという実感が沸いてきた」と笑顔で話した。
また、離島甲子園に初出場してベスト4に輝いた「龍郷選抜チーム」(龍南中野球部、赤徳中野球部から18人選抜)に対し、竹田町長は「開会式で堂々と入場行進する姿を見ることができ、うれしかった。『ふるさと納税』から遠征費を工面した。野球を通じて多くの離島チームの選手と交流してきたと聞き、うれしく思う。これからも一生懸命頑張ってほしい」と述べ、健闘をたたえた。
「龍郷選抜チーム」の奥真佐人監督(50)は「選手たちは、いい経験をさせてもらい、大満足で帰ることができた」と町側の支援に感謝した。竹山陸斗主将(赤徳中3年)は「初めての経験であり、試合では緊張した。だが、チームはいつも以上の力を出せたと思う。他のチームの選手とたくさん交流できた」と満足げに話した。
龍南中の冨士篤也校長は「保護者、町の支援に感謝している」と述べた。
町役場を訪れた各メンバーを見て、1階にいた役場職員から大きな拍手が沸き、活躍をたたえた。