敬老を祝ってもらった仲良し三人組の遠藤信子さん(82)、菊地チズ子さん(82)、宝村千恵子さん(77)
エッサーでにぎやかに2部がスタート
幹事長の徳田正昭さんらもシマ唄で会を盛り上げる
奄美2世の若者たち
【東京】関東太平会(新元律夫会長)がこのほど、大田区の徳持会館で開催された。奄美2世、3世の若い人たちも加わり、総勢60人と多くの参加者でにぎわった。
太平会は宇検村の平田集落の会、今年で64回目。会には出身者らはもとより、校区を同じにする屋鈍集落、阿室集落をはじめ大和村、瀬戸内町などの出身者らも集い、年配者らの敬老を祝い、歌やジャンケン大会、ビンゴゲームなどで楽しいひとときを過ごした。
来賓代表では、屋鈍出身の吉永弘明さんが「シマはIターンUターン者でにぎわっています。東京もにぎわっていきましょう」と盛り上げた。
2部は保静香さんの司会で楽しくスタート。保さんから「一時期はUターンでこの会への出席者が減って存続を心配したこともあったが、今は子や孫も参加する楽しい会になっている」との話もあった。
余興では、始めに敬老の祝い金が新元会長から、75歳を超える出席者らに手渡された。
豊年祭の幕開けの「エッサー」で、女性たちが、握り飯の乗ったお盆を抱えて会場を回ると、一気に会場はシマの雰囲気に。シマ唄やカラオケを聴きながら酒を酌み交わし、交友を温めた。
カラオケでは今年、敬老の仲間入りをした秦誠一郎さん(75)が三男の大輔さんと「乾杯」を熱唱し、親子二代の共演で会場を沸かせた。大輔さんは関東生まれ。島も、この会も大好きだという。この日は妻の沙織さんと揃って出席し、父親の敬老を祝った。
太平会にはナンコ大使も在籍、4年前に会の先輩からナンコを教わり、その魅力にはまったという吉村和(のどか)さん(28)は、今では「大使」の任命を受け、ナンコ板を片手に、会場を回り、年配者らの挑戦を受けていた。