米隊員と交流プログラム

米隊員と交流プログラム

英会話プログラムで子どもたちと交流する米陸軍隊員

 

 

英会話通じゲーム楽しむ
奄美駐屯地、地域住民が参加

 

 陸上自衛隊西部方面総監部は22日、奄美市名瀬大熊の奄美駐屯地で「日米文化交流プログラム」を開いた。奄美大島島内の子どもたちとその保護者が参加。日米合同演習で来島している米陸軍隊員とエクササイズ(体操指導)や英会話を通したジェスチャーゲームなどで親睦を深めた。

 現在、陸自と米陸軍による合同実働訓練「オリエント・シールド19」を同駐屯地内で実施。滞在する米軍関係者と地域との相互理解を促す目的で開催され、地元メディアにもその様子を公開した。

 この日は地元子ども会や駐屯地の隊員家族など約40世帯170人が参加。米陸軍隊員約20人とともに会場の体育館で「英会話」「ドリル」「エクササイズ」の3プログラムを約1時間楽しんだ。

 英会話コーナーは米隊員の自己紹介から始まり、動物のジェスチャーに子どもたちが「カウ(牛)」「フロッグ(カエル)」と回答。また隊員自身が飼っている犬の写真をスマートフォンの画面で見せ、子どもたちに人気投票する場面も。

 そのほか、チーム対抗でダッシュなどしたエクササイズ、基本動作を学ぶドリルでは参加者が実際に隊員に号令をかけた。

 最後に芦花部中2年の里聖斗=みなと=君は「ウィアー エンジョイ トゥデイ(きょうは楽しかった)。次はもっと英語を話せるようにしたい」と述べると、米隊員側から「サンキューベリマッチ」と謝意が伝えられた。

 西方総監部広報室は訓練での来島機会を生かそうと交流イベントを企画。米軍側が快諾し実現したという。同広報室は「引き続き、地域理解につながる各種活動を図りたい」としている。