東京すっとごれ野球リーグ選抜

交流試合を楽しんだ東京すっとごれ野球リーグ選抜(左側)と奄美市選抜の選手たち

野球教室では地元小学生選手たち約50人が参加し上原選手(左)の手ほどきを受けた

白球追いかけ親睦
奄美市で交流試合、野球教室も

 関東在住の奄美出身者などで構成する軟式野球「東京すっとごれ野球リーグ」(東京奄美青年野球連盟)の選抜チームは23日、奄美市野球連盟所属の選手らでつくる奄美選抜チームらと奄美市の名瀬運動公園市民球場で交流試合を行った。同市での交流試合は5回目。選手らは、真剣な表情のなかにも笑顔で白球を追いかけ、互いの親睦を深め合った。

 同リーグは、島の出身者に野球をできる環境をと今年で27年目。徳之島や沖永良部などの群島各チームとも行き来しながら、定期的に交流試合を行っている。

 リーグには現在7チームが所属し、今回は各チーム選抜の14人が来島。市の野球連盟所属選手などで構成する「奄美せっこれ」と「奄美市選抜」の2チームと対戦した。

 試合では、互いに声を掛けてエールを交えながら対戦。あいにくのグラウンドコンディションで短い試合時間となったが、互いにさわやかな汗を流した。

 同リーグ・中濱寛会長は「東京の奄美出身チームを知ってもらおうと始めた試合。今後も行き来しながら交流を続けたい」と話し、「リーグももうすぐ30周年を迎える。(その際は)ぜひ島のチームを招待し、東京ドームで試合をしたい」とのプランも話した。

 試合後は、大島高校出身の元野天心さんと奄美2世で元NTT東日本の上原悠希さんによる野球教室を開催。市内スポ少選手など約50人が、守備の基礎など手ほどきを受けた。