のぞみ園・聖隷かがやき合同運動会

かけっこでは親子でゴールインするほほえましい姿も見られた

多彩な12競技で親睦深める
「笑顔でつながる運動会に」

 奄美市名瀬の福祉型児童発達支援センター「のぞみ園」(福﨑充所長、登録人数112人)と、龍郷町の同「聖隷かがやき」(赤塚美穂子所長、登録人数38人)は5日、同市名瀬旧大島工業高校体育館で合同運動会を行った。未就学児から放課後等デイサービス利用の高校3年生までが参加し、多彩な12競技で親睦を深めた。

 両園はともに社会福祉法人聖隷福祉事業団(本部・静岡県浜松市、山本敏博理事長)が運営。2016年から両園の保護者・子ども達の交流を目的に合同での運動会を実施している。

 会場には園児、保護者らが多く参集。開会式ではダンスをしながら運動会にちなんだ歌を合唱した後、最初の競技「かけっこ」をスタートした。

 かけっこは年齢別に行われ、初参加の子ども達がゴールで待ち受ける保護者らのもとに駆け寄る愛らしい姿も。聖隷かがやきのぺんぎん組の中村隆くん(4)は元気完走。父・寛さんは我が子の雄姿を目の当たりにし、「昨年より走れるようになっており、1年で成長したことを実感する」としみじみ。「昨年までのぞみ園に通っていたので、合同での運動会は前のお友達や先生に会うこともできて良い」とも語った。

 このほか、障害物競走や祖父母による玉入れなど多彩な競技を実施し盛り上がった。福﨑所長は「親子のつながりを深めるだけでなく、保護者同士の横のつながりもできれば」、赤塚所長は「大きな集団の中で楽しみながらそれぞれの力を発揮してもらいたい。今後も『笑顔でつながる運動会』にしたい」とそれぞれ語った。