トークショーで国体開催への思いなどを語った佐ノ山親方(右)
「今後も奄美盛り上げたい」
トークショーなど国体相撲1年前イベント
「かごしま国体相撲競技開催1年前イベント」(燃ゆる感動かごしま国体奄美市実行委員会主催)が7日夜、同市名瀬の集宴会場であった。同市笠利町出身の佐ノ山親方(元・里山関)も9月28日の断髪式後初の里帰りし参加。島内の相撲関係者ら約100人が出席し、トークショーなどを通し来年の国体相撲競技開催に向け機運を高めた。
イベントは2020年度「燃ゆる感動かごしま国体」の相撲競技が同市住用町の奄美体験交流館で開かれることにちなみ、周知・機運醸成のために同委員会が主催。佐ノ山親方と親交の深い、相撲芸人・あかつさんも参加し、力士のものまねなどで会場を沸かせた。
開会に先立ち、同委員会実行委員会長の朝山毅市長は「全国から訪れる多くの皆さまに奄美の良さ、人柄にも触れてもらえるような環境を作っていかなければならない」。また、佐ノ山親方は「無事、断髪式を終えることができたのも奄美大島の皆さまのおかげ。これからも年寄り・佐ノ山として、後進の指導にあたり、奄美大島を盛り上げていきたい」とあいさつした。
イベント終盤にあった佐ノ山親方とあかつさんのトークショーでは、2人が国体出場の思い出や半生を振り返った。来年の国体開催に向けた期待を司会者に問われた佐ノ山親方は「奄美の人が望んできたことが実現するということで、うれしく思う。奄美代表・鹿児島県代表として、出場できるということを誇りに思い、奄美の人達にも盛り上げてほしい」と思いを寄せた。