DeNA秋季キャンプで奄美入り

歓迎に訪れた地元関係者を前に、意気込みを語ったラミレス監督

ラミレス監督「来年は日本一に」
18日まで名瀬市民球場主会場に

 プロ野球球団・横浜DeNAベイスターズの選手やスタッフら計約60人が31日、秋季キャンプのために空路で奄美大島入りした。地元住民やファンらが空港で歓迎。歓迎セレモニーでアレックス・ラミレス監督は「奄美から勝利に旅立ちたい。必ずいいキャンプを行い、来年は日本一になりたい」と意気込んだ。

 一行(選手19人、監督・スタッフなど約40人)は東京から午後の便で奄美入り。奄美市笠利町の奄美空港ではチームを一目見ようと地元ファンも多く駆けつける中、「横浜DeNAベイスターズ奄美協力会」(会長・朝山毅奄美市長)が横断幕を掲げ、セレモニーを開催するなど熱烈に歓迎した。

 朝山市長は、今シーズン、DeNAがクライマックスシリーズファーストステージで敗退したことに触れ、「惜敗したが、その情熱と技術と皆さんの心意気は次のペナントに向かっての大きな力になると確信している。(奄美での)練習成果を十分発揮していただき、ペナントを勝ち取っていただきたい」と激励した。

 チームが滞在するホテル関係者らからラミレス監督とキャンプ主将の佐野恵太選手に花束が贈られた。ラミレス監督は「朝早くから午後までとてもハードな練習をする。選手一人一人が個々の課題に取り組み、チーム全体が良くなるための練習をしていきたい。温かい歓迎をしていただき、奄美大島のすべての皆さまに感謝したい」と語った。

 DeNAの秋季キャンプは2010年から毎年奄美市で行われており、今年で10回目。期間は1~18日。期間中は同市の名瀬運動公園市民球場を主会場に、トレーニングに励む。子ども達への野球教室(9日)や施設訪問(同日)、子ども達との食事交流会(12日)などのイベントも予定されている。