12月3日に製糖開始

2019・20年期の操業計画を決めた役員会=和泊町=

生産量前年下回る8万369㌧見込む
和泊、知名両町糖業振興会役員会

 【沖永良部】2019年度和泊、知名両町糖業振興会役員会(会長、伊地知実利和泊町長)が11日、和泊町役場多目的ホールであった。両町のサトウキビ農家や役場職員ら約60人が参加。19・20年期のキビ生産量は8万369㌧(前年実績8万1509㌧)で単収5011㌔㌘(同5210㌔㌘)を計画、南栄糖業の操業開始は前年より7日早い12月3日に決定した。

 11月1日現在、町別生産量見込みは和泊町3万3772㌧、知名町4万6598㌧で、単収は和泊町4946㌔㌘、知名町5060㌔㌘。栽培面積は両町合計1603・72㌶(同1564・25㌶)、町別では和泊町682・82㌶、知名町920・90㌶。ほ場ブリックスの平均値は18・65%となっている。

 沖永良部サトウキビ生産対策本部によると、6月は長雨で日照時間が短く、さらに低温だったために茎数が平年値より少なかったが、6月以降は順調に茎数が伸び、また収穫面積が昨年より増加したことで生産量をカバーできたという。

 協議では、今期製糖期間を12月3日開始、来年3月24日終了に決定した。