近況や高校時代のエピソードを報告する出席者たち
出席者を前に熱唱する徳永ゆうきさん
浅草寺をバックに記念写真に収まる参加者たち(提供写真)
【東京】1970(昭和45)年に、大島実業高校を卒業した人たちが、このほど千代田区の「日本教育会館喜山倶楽部」に大集結。「卒業50周年記念全国同窓会」をにぎやかに開催した。シマ口が懐かしく飛び交う中で、参加者らは高校時代に時を戻し、青春のひとときを堪能していた。
集まったのは、13都府県に在住している計80人。機械科、化工科、電気科、家政科に学んだ同窓生が笑顔でテーブルに着いた。全員での黙とう、そして校歌斉唱に続いて新島栄勝実行委員長(化工科)は、「皆さんをこうして送り出してくださったご家族にも感謝したい。2016年に奄美で開催した際に、次回は東京でとの約束を果たしたいとの思いがあった」と開催への経緯を説明。「いよいよ70歳代に突入しますが、お互い体を大事にして長生きしましょう」と笑顔で結んだ。歓談の後は、各科の代表者が高校時代のエピソードなどを明かしながら、あいさつした。
その後、踊り、シマ唄などの余興へ。そしてお待ちかねの徳永ゆうきさんのショーがスタート。徳永さんは、「渋谷節だよ青春は!」「津軽の風」などを熱唱したほか、得意の鉄道の物まねも披露し、会場を大盛り上がりにしていた。
また、当日は同窓会を前に希望者による都内観光も実施された。浅草寺、国会議事堂(車窓)、東京タワー(車窓)、靖国神社を見学。「修学旅行気分」に浸っていた。
同窓会は平田幸造さん(機械科3組)の万歳三唱で再会を期して散会に。欠席者の中からは、「退職と同時に母101歳の介護と日々奮闘中です」(家政科1組・徳永金子さん)、「奄美空港で元気に仕事をしております」(機械科3組・浦田健好さん)など、奄美で奮闘するコメントも寄せられていた。