「人権の花」運動閉校式

感謝状を受け取る児童=知名町=

知名町上城小 感謝の気持ち伝える

【沖永良部】花を育て思いやりの心を育む「人権の花」運動閉校式が28日、知名町立上城小学校(松永貢校長 児童数17人)であった。鹿児島地方法務局から賞状を受け取った児童らは、友達や上級生へ宛てたメッセージカードを読み上げ、感謝の気持ちを伝えた。

「人権の花」運動は法務省による取り組みで、小学生を対象に1982年から始まった。今年度は、群島内で同小や大和村立名音小など6小学校が実施校となっている。

子ども達は5月の開会式後から、ヒマワリを栽培。8月に満開となった。

この日は、人権擁護委員の伊井清勝さんと園田公子さん、鹿児島地方法務局奄美支局の田中政幸支局長補佐が学校を訪れた。

伊井さんは「人権の花であるヒマワリが大きく花を咲かせてくれた。これからも、優しい心で友達と仲良くしてほしい」と話した。

田中支局長補佐が同小6年の神崎太郎くん(12)に感謝状を贈呈。その後、児童らは学校生活で感謝している人に宛てたメッセージカード「ぽかぽかカード」を発表し合い、「いつも遊んでくれてありがとう」「サッカーを頑張っている姿が格好いい」と気持ちを伝えた。

神崎くんは「いつもは恥ずかしいけど、今日はしっかり『ありがとう』を言えて良かった」と話した。