「菊池都市間交流の会」一行来島

「菊池都市間交流の会」一行が来島。懇親会で祝い唄に聴き入る東裕教会長(右)ら

友好都市の龍郷町で懇親会
西郷隆盛ゆかりの地など巡り観光も

 西郷隆盛の縁で龍郷町と友好都市宣言調印して交流を続けている熊本県菊池市の民間団体「菊池都市間交流の会」(東裕教会長)一行6人と菊池市職員1人の交流団7人が29日、来島。夜は龍郷町の秋名コミュニティーセンターで関係者が参加して懇親会を開き、一行を歓迎した。一行は12月1日までの3日間滞在し、西郷隆盛ゆかりの地などを巡り、奄美大島観光を楽しむ。

 29日は、西郷隆盛や西郷菊次郎などの資料が展示されている町生涯学習センターりゅうがく館文化財展示室を見学した後、修学旅行で菊池市を訪れている龍南中学校を訪問し、生徒・教職員から歓迎を受けたという。

 秋名コミュニティーセンターで開かれた懇親会には、龍郷町側から「志塾 西郷塾」メンバー、「菊池秋祭り」参加者、秋名・幾里集落住民、役場職員ら約30人が参加した。

 「菊池都市間交流の会」の東会長はあいさつで「名所・旧跡を案内、丁寧に説明していただき、触れることができうれしかった。龍南中学校訪問では吹奏楽部の『島のブルース』演奏に合わせて踊った。今後、菊池市の中学生と龍郷町の中学生交流につながってくれればうれしい。菊池で龍郷町の良さを伝えていきたい」と述べた。

 歓迎あいさつで竹田泰典町長は「秋名・幾里地区、龍郷町の文化に触れてほしい。末永い交流の深まりを祈念している」と期待を込めた。

 唄者の山口利博さんが祝い唄を披露。窪田圭喜議長の音頭で乾杯した。

 余興では、隆柳勘大社中チャイルドチーム、隆柳流踊り講座生らが次々と踊りを披露。秋名・幾里集落住民による八月踊りの後、六調があり、盛り上がった。

 女性陣が作った川カニ汁、マコモ天ぷら、もち米天ぷら、ふくらかん、よもぎ餅も振る舞われた。