ラグビー熱、奄美でも

高校生も加わりラグビーの面白さや魅力などが伝えられた

体験会で競技の楽しさなど伝える
高校生プレーヤーがサポート

 ラグビーの楽しさや魅力に触れる体験会が30日、奄美市名瀬の長浜みなと公園でスタートした。参加者はクラブチームのジュニアメンバーと一緒に練習に加わり、高校生プレーヤーがサポートしてラグビーの各プレーなどを体験。楽しみながら競技への関心を深めた。

 体験会は、日本ラグビーフットボール協会と県ラグビーフットボール協会が主催する全国一斉ラグビー体験会の一環。競技人口の拡大などを目的に県内では9つのラグビースクールが開かれ、奄美では奄美ラグビーフットボールクラブ(冨岡剛代表)が担当して実施。

 準備運動を済ませた参加者は、コーチの説明を聞き輪になってパス回しを練習。それから参加者らはカラータグを身に着け、鬼役の高校生などにつかまらないようボールを持って駆け抜けるトレーニングなどを楽しんだ。

 また大島高校ラグビー部員なども、練習後に体験会をサポート。タグの色ごとに参加者は4グループに分かれ、パスやタックル、ラインアウトなどの各プレーを交互に体験。高校生から参加者にスクリューパスの投げ方や、タックルする時の姿勢などのアドバイスがあった。

 冨岡代表によると、同クラブは結成6年目。「体験会は競技の魅力などを伝える目的。クラブでラグビーを好きになった子が、高校生になりラグビー部に入っている。継続して地域密着を図りたい」とした。

 小宿小学校4年の加藤颯太くん(10)は、スポーツ少年団で水泳大会などに出場。「弟の友達が、ラグビーをしていて誘われて参加した。初めての体験ばかりで、面白くて楽しかった」と話した。

 1日も、長浜みなと公園で午前10時から正午までラグビー体験会が行われる。