8日まで「夢来夢来」で感謝祭

大勢の買い物客が訪れた夢来夢来の感謝祭

「地域への根付き実感」
割引・イベントで買い物客ら大勢

 奄美市名瀬の社会福祉サービス事業所「夢来夢来=むくむく=」(向井周一管理者)は7、8日の日程で感謝祭を開いている。パンやケーキ、併設カフェでの飲食が1割引となり、大勢の買い物客が詰め掛けた。また、ステージイベントもあり、島内アーティストや障がい支援事業所利用者などが花を添えた。

 社会福祉法人三環舎が運営する夢来夢来は障がい者の自立支援事業所として2015年4月にオープン。地域住民への感謝をこめて年2回、感謝祭を実施している。

 初日となった7日は雨天にも関わらず、大勢の買い物客の姿が。この日に合わせて出品されたヒマワリの種入りの「ヒマワリのパン」や、利用者らの個性が輝く「クロウサギパン」なども販売。利用者らがレジや試食ブースに立ち、買い物客に元気な接客を見せた。

 ステージイベントは和太鼓やジャンベの演奏のほか、手品など多彩だった。初開催の観客参加型のじゃんけん大会もあったほか、利用者の保護者らが協力し販売したポップコーンと綿菓子も好評を得ていた。

 向井管理者は「毎年大勢のお客さんが来てくれて、普段の活動やイベントを通して地域に根付いてきたことを実感している。障がいのある人の活動を知ってもらうためにも意義あるイベントになっている。一緒に働くという視点も持って見てもらえれば」と語った。

 8日も感謝祭は続き、ステージ(午後1時半から)では地元アーティストのライブや利用者らによるダンスがあるほか、こま回し大会も行われる。「おいしいパンとシマ料理、元気な接客を用意して待っています」と向井管理者は来場を呼び掛けている。

 問い合わせは電話0997―69―3005(夢来夢来)まで。