東京の大会会場で内閣総理大臣賞4位に輝いた岩﨑さん(本人提供写真)
岩﨑さん(あやまる会)総理賞争奪4位
奄美勢5人が入賞
奄美の代表者8人が出場した「2019年度民謡民舞全国大会」(公益財団法人日本民謡協会主催)が12~15日、東京都品川区の総合区民会館きゅりあんであった。同大会最上位部門の内閣総理大臣賞争奪戦に出場した岩﨑日向子さん(あやまる会・鹿児島高校3年)が4位を獲得したほか、各部門で4人が入賞を果たすなど躍動した。
大会には、2018年度民謡民舞奄美連合大会協会賞で出場権を獲得した岩﨑さんほか、7部門に奄美勢計8人が出場。全国予選を勝ち抜いた代表者62組が集結し、4日間に渡って自慢ののどを競い合った。
結果は、内閣総理大臣賞争奪戦で「野茶坊節」を唄った岩﨑さんが4位入賞。ほか、青年の部では長井舞さん(北大島会)が4位、壮年の部・中ほず美さん(名瀬会)、高年一部・嘉川敏子さん(瀬戸内会)、高年三部・福山哲也さん(同)の3人が優秀賞に輝いた。
岩﨑さんは「(内閣総理大臣賞争奪戦に)一度出られたことには満足しているが、緊張している内にあっという間に終わった印象」と感想。大会後ビデオを見返し「いっぱい練習もしみんな上手いと感じたが、(自身の)失敗も多く納得できない気持ちもある」と悔しがった。
大会を観戦した同協会奄美連合委員会・松山美枝子委員長は「全体的にレベルは高いが、大差は感じなかっただけに、奄美勢にとっては厳しい結果」と総括。その上で「みんなまだまだ上を目指せるレベルにあるので、今回の経験を生かし練習に励んでほしい」とエールを送った。