与論町、和泊町、奄美市が入賞

与論町の動画作品「Yoron Island Japan in 8K HDR―与論島」(動画投稿サイト「ユーチューブ」より)

奄美市の作品「SHIMA―JIMAN」

和泊町の作品「OKINOERABU SAIGOU GUIDE BOOK~南の島と『西郷どん』~」3512.クA

地域プロモーション大賞
2月7日、東京で表彰式

 【沖永良部】全国の自治体でつくる地域活性化センターは18日、第1回地域プロモーション大賞の結果を発表した。動画部門で与論町が地域活性化センター賞を受賞、パンフレット部門では奄美市が楓千里賞、和泊町が地域活性化センター賞に輝いた。来年2月7日に東京で表彰式が開かれる。

 同センターでは、2013年に第1回ふるさとパンフレット大賞を実施。今回から「ふるさと動画大賞」を新設し、第1回地域プロモーション大賞として開催した。

 動画部門には156点、パンフレット部門には85点の応募があった。各部門で大賞1点ずつ、入賞作品が動画部門で5点、パンフレット部門で6点が選ばれた。

 与論町の作品「Yoron Island Japan in 8K HDR―与論島」は、島の自然文化を最新鋭の8K映像で撮影。審査員からは「島の自然や暮らしの持つ魅力が余すところなく表現され、圧倒的なインパクトがあった」と評価された。

 同町商工観光課は「8K機材を使って旅行者目線で制作した。島にしかない魅力を感じて欲しい」と話した。

 奄美市の作品「SHIMA―JIMAN(シマジマン)」は、市内21集落から選出された伝統芸能や特産品、文化財など22ブランドを紹介した冊子。審査員は「イラストを大胆に使って紙面に変化をつけた雑誌風の作りで、読み応えもある。奄美大島を知るために手元に置いておきたい一冊」と評価した。

 和泊町が出品した「OKINOERABU SAIGOU GUIDE BOOK ~南の島と『西郷どん』~」は、西郷隆盛が遠島・流罪生活を送った奄美大島、徳之島、沖永良部島での出来事をガイドブックとしてまとめたもの。審査員は「南の島に西郷どんの歴史を重ね合わせることで、訪れてみたいと感じさせることに成功している」と評した。