気軽に羽織れる「奄美ウェア」完成

「奄美ウェア」を着用した奄美市職員ら

大島紬伝統工芸士会 市役所等5事業所で着用

 本場奄美大島伝統工芸士会(南愛子会長)の手がけた、紬の柄輝く「奄美ウェア」がこのほど完成し、15日には奄美市役所や同市内の金融機関、宿泊施設など5事業所で職員らが着用した。気軽に羽織れるウェアをスーツなどの上から着て、窓口対応などを通し紬の魅力を発信した。

 ウェアは、同会が奄美群島広域事務組合の奄美群島民間チャレンジ事業の一環として開発したもの。気軽に着用できるウェアを官民事業所職員らが着用することで、島内外の人に「奄美らしさ」を感じてもらい、販路拡大につなげることを目的としている。この日は毎月15日の「すきすき紬デー」にちなみ、事業所での着用を依頼した。

 奄美大島で作られた大島紬(機械織り含む)を使用。洋服・和服を問わず、気軽に羽織ることのできるデザインで、性別や体型によらないフリーサイズ。80着を用意しており、この日は5事業所に5着ずつ貸し出した。

 同会の南祐和事務局長は「簡単に着られるため、ショールやストールを巻くような感覚で気楽に身に着けてほしい。端切れなどでも簡単に作れるようなものなので、似たようなものを各事業所で作るなど参考にしてもらえれば」と話す。

 同会は今後、奄美市名瀬の本場奄美大島紬協同組合に25着を常備し、希望する事業所等への無償貸与を予定。また2月以降に委託販売も計画している。このほか、洗えるものや冬物の制作も検討。今回の協力事業所に対しアンケートを取り、今後の商品開発などに生かすという。