奄美市で学校給食週間

伊津部小学校では朝山市長らが訪れ、児童たちとの給食を楽しんだ

おいしい献立に感謝
市長や保護者ら楽しく給食

 2019年度「鹿児島をまるごと味わう学校給食週間」(20~24日)に合わせて24日、給食を通じて子どもたちに「地産地消」の大切さなどを学んでもらおうと、市や教育委員、市議らを迎えて給食を楽しむ交流会が奄美市内の小中学校各校で開かれた。同市名瀬の伊津部小学校(末吉正承校長、児童227人)では、朝山毅市長や保護者らが訪れ、地元産野菜などを使ったおいしい献立に感謝し、児童との給食を楽しんだ。

 同週間は、県教育委員会が主催。給食を通して、地域の特産物や郷土料理への関心、生産者への感謝の気持ちなどを育んでもらおうと毎年行っている。

 この日の献立は、▽ごはん▽豆乳みそ汁▽ふるいき▽牛乳▽一口黒糖―の5品。市給食センターによると、フル、葉ネギ、黒糖を地元で仕入れ、その他ほとんどの食材を県内産で賄った。

 1年2組の教室では、朝山市長と保護者が訪れ一緒に「いただきます」と会食。会話を楽しみながら、特産のフルを使った炒め物、葉ネギを使ったみそ汁を大きな口を開けてほおばるなど、地元食材の味に親しんだ。

 給食の時間が待ち遠しかったという1年・吉村旭陽くんは「(フルは)あまり食べたことがなかったけどおいしかった」と笑顔。3時間目くらいからお腹がペコペコだったという同・西村尚夏さんは「豆乳みそ汁のみそ味がおしかった」と喜んだ。

 朝山市長は食後、「おいしかった。みんなも風邪に気をつけて給食をたくさん食べてすくすく育って」と謝意。児童たちは市長や保護者との楽しいひと時にお礼を述べ、食器を自分たちで洗って片付けた。

 なおこの日の給食交流会は、同市の芦花部小中学校、大川小中学校でもあった。