全米桜祭りのオープニングステージに出演する里さんと佐々木さん(右から、提供写真)
「シマ唄の素晴らしさ伝えたい」
奄美出身シンガー里さん
奄美市笠利町出身の歌手・里アンナさん(40)は、米国の首都ワシントンD.C.で今春(3月21日~4月12日)開かれる「全米桜祭り(ナショナル・チェリーブロッサム・フェスティバル)」開会式のオープニングステージを務める。期間中、約150万人が訪れるという全米屈指のイベントでシマ唄を披露する里さんは「奄美大島とシマ唄の素晴らしさを伝えられる機会をいただき光栄に思います」と語っている。
全米桜まつりは、1912年当時の尾崎幸雄・東京市長からワシントン市に桜3千本が贈られたことを記念。日米友好をシンボルに、イベントは例年開催される。
NHK大河ドラマ「西郷どん」メインテーマの歌唱で評価を高め、国内外で精力的にステージ活動を行う里さん。4年前からドラマー佐々木俊之さんとユニットを組み、唄者とドラムという編成でも活動を展開中だ。
初日のオープニングには里さんの歌とサンシン(三味線)、佐々木さんのドラムでシマ唄(豊年節、ワイド節、六調)と奄美民謡(山原)を披露するほか、奄美大島の自然を映像で紹介して奄美ムードを演出する予定。イベントを前に里さんは「ステージでの音楽(シマ唄)をきっかけに、奄美を知りたい、訪れてみたいと思える歌声を届けたい」と意気込む。
ユニットは6月に奄美大島でライブを計画している。