「住用たんかんまつり」

人気を博し800㌔を完売したタンカン詰め放題

詰め放題に人気、計800㌔完売
「予想上回る来場」に

 「住用たんかんまつり」が16日、同市住用町の観光交流施設「三太郎の里」駐車場であった。タンカンのほか地場産の農林水産物も販売。人気だったタンカンの詰め放題は、計約800㌔が準備されたが、飛ぶように売れ2時間程度で完売する盛況ぶりを見せた。

 イベントは旬を迎えている地元のタンカンをPRする目的で昨年度から奄美市が開催。▽住用町農林水産物出荷者協議会▽JAあまみ大島事業本部女性部住用支部▽すみよう漁業集落▽㈲サン奄美▽NPO法人すみようヤムラランド▽奄美伍郷商店―がブース出展し、地場産野菜や水産加工品なども販売。開始時刻前から大勢の人が会場に詰め掛けた。

 詰め放題には来場者が列をなし、かご入りのタンカンが何度も追加される形で実施。約500㌔を開始直後の1時間以内に完売し中断。急きょ300㌔程度を追加し再開したが、同じく1時間程度で売り切れた。

 奄美市名瀬の吉田留美さんは夫・圭吾さんと来場。「昨年も訪れたが安く手に入るので今年も来た。住用のタンカンは甘くておいしく、詰め放題では30個以上手に入れた。自宅で食べるのとジャムづくりに使いたい」と話した。

 この日はタンカン生しぼりジュースの販売もあり、専用の機械を使い自分で作る果汁100%の一品は注目を集めた。また、贈答用のタンカン(5㌔)も80箱用意されるなどした。

 同市住用総合支所産業建設課は「タンカン以外に販売したものもほとんど売り切れる好評ぶり。予想以上の来場だったので、次回以降は用意するタンカンを増やしたい」と語った。