「ポテトスクール」で食育活動

掘り取り作業に汗を流す生徒ら=知名中学校=

中学生が掘り取り作業に汗
JAあまみ知名青壮年部

 【沖永良部】JAあまみ知名青壮年部(根釜和行部長)による「ポテトスクール」が18日、知名町立知名中学校であった。中学1・2年生77人が参加。学校隣の畑に植えつけたバレイショの掘り取り作業に汗を流した。

 JAあまみ知名青壮年部では、10年ほど前から食育活動の一環として町内の小中学校で「ポテトスクール」を開催している。毎年11月ごろに種芋を植え付け、年が明けて2月ごろに収穫する。

 生徒らは、同青壮年部のメンバーがトラクターで掘り起こしたバレイショを1個ずつ手に取り、きれいに赤土を払っていった。

 作業後は、JAあまみ知名女性部が、取れたてのバレイショを使ったガレットや甘辛煮を作り、生徒らに振舞った。

 知名中1年の甲斐凪帆灯さん(13)は「小学校の時より大きいイモが取れたので驚いた」と話した。

 根釜部長は「毎年作業を体験しているので、子ども達の手際がとても良い。農家の苦労や面白さを知ってもらい、将来は島の農業を支えて欲しい」と語った。

 収穫したバレイショの売り上げは、部活動などの費用に充てられる。