新型コロナウイルスへの対応を考えた連絡会=和泊町=
役場職員や消防など 和泊町
正確な情報提供へ
【沖永良部】和泊町は21日、新型コロナウイルス感染症対策連絡会を同町役場会議室で開いた。役場職員や消防などの関係機関から18人が参加。「イベントはどの程度の規模まで開催できるのか」「旅行で来島した人が感染したら、どのような措置をとるのか」などの意見が出た。
新型コロナウイルスが国内で感染確認、拡大しているため、国等からの情報の集約・共有を図り、町民への正確な情報提供や今後予想される事態に迅速に対応しようと開催。
会議では、新型コロナウイルスの特徴や感染症対策、受診の目安などの説明があったほか、2015年に町で策定した新型インフルエンザ等対策計画に基づいた被害想定や対策推進のための役割分担を確認した。
質疑では、沖永良部広域事務組合消防本部の森隼人消防署長が「感染者を救急車で搬送した場合、車両の消毒に2、3日かかるため、二次出動ができなくなる」と話した。ほかの参加者からは「どのくらいの規模のイベントなら実施できるのか判断がつかない」「学校の消毒用アルコールの在庫はあるのか」などの質問が出た。
役場保健福祉課の南俊美課長は「町内での情報共有と今後の対策を迅速に考えていくことは大事だが、過剰に反応せず、冷静な対応が必要だ」と呼び掛けた。
厚生労働省相談窓口は電話0120―565653(受付時間午前9時から午後9時)。県の一般相談電話は、くらし保健福祉部健康増進課099―286―2720(受付時間午前8時30分から午後5時15分)。帰国者・接触者相談センター徳之島保健所0997―82―0149(受付時間は午前8時30分から午後5時15分)。いずれも休日対応可。