ゆいの市のマグロ解体ショーでは多くの人が見物を楽しんだ
宇検村の名物イベントが同時開催―。2019年度「ゆいの市・いきいき健康フェスタ」が23日、同村生涯学習センター元気の出る館であった。「暮らしやすい村へ」をテーマに、講演や表彰、物産販売や仕事体験など多彩な催しににぎわい。大勢の住民や家族、子どもたちが会場を訪れ、イベントを通して宇検村の住みよさや活力を肌身に感じた。
イベントは、恒例の健康福祉まつり「いきいき健康フェスタ」(村主催)と宮城県七ヶ宿町交流イベント「ゆいの市」(村観光物産協会主催)を同日開催。公益財団法人地域社会振興財団が共催し、医療従事者などを対象にした現地研修会も兼ねた。
午前9時、イベントは田検小3・4年生のにぎやかなダンスで開幕。元山公知村長らがあいさつし、長年の健康づくりを称えて、村民表彰を行った。
いきいき健康フェスタでは、㈱くまもと健康支援研究所の松尾洋代表が講演し、住みやすさや幸せ度の高い村・宇検村が紹介され、ワークショップではその暮らしやすさを探究。会場では健康測定のほか、小中学生が考えた健康朝ごはんメニューの試食が行われるなど、参加者からは「健康を考える1日になった」「幸せの村を再認識した」といった声も聞かれた。
ゆいの市では、地元の野菜や鮮魚、七ヶ宿町からは米やジャガイモなど、多数のブースが並んで即売会を実施。七ヶ宿町が振る舞う芋煮を「温かくておいしい」とほおばりながら、同村漁協のキハダマグロ解体ショーなどを楽しんだ。
この他、自衛隊や警察、健康推進員らによる仕事体験などにも大勢の子どもたちが参加。来場者らは、宇検村の人やモノ、健康などの活動に触れながら、住み慣れた町でいきいきと暮らす大切さを実感した。