ビール缶にクロウサギが登場

デザインを手がけた尚味さん(市内服飾店にて)

アマミノクロウサギをあしらったデザイン

キリン「世界自然遺産応援」デザイン缶発売
6月30日から

 キリンビール㈱九州統括本部(三宅清三郎統括本部長)は6月30日から「キリン一番搾り生ビール」のデザイン缶を数量限定で販売する。「奄美・沖縄世界自然遺産」をテーマに、希少動植物をあしらったデザイン。奄美市在住のイラストレーター尚味(なおみ)さんが描いた。

 同社では4月28日から「首里城復興応援缶」を九州・沖縄で販売している。26日からは「よみがえれ熊本城」デザイン缶を販売している。「奄美・沖縄世界遺産応援」デザイン缶は、2017年から続く同社の環境保全活動の一環。売上1本につき1円が環境保全活動に活用される。

 デザインは、奄美市在住のイラストレーター尚味さんが担当。アマミノクロウサギ・ヤンバルクイナ・ノグチゲラ・イリオモテヤマネコといった奄美・沖縄の希少動植物がポップな絵柄と鮮やかな色彩で描かれている。

 尚味さんは全国の雑誌やウェブサイトのイラストを描いて活躍している。島内の飲食店・服飾店の壁画なども手掛ける。2019年10月に鹿児島市で開いた個展がきっかけとなり、奄美ゆかりのイラストレーターとしてデザインを担当した。

 「奄美・沖縄の自然の価値を未来に発信するイメージで、動植物が元気に飛び出していくような表現をした」と尚味さん。お酒のパッケージデザインということで、かわいくなりすぎず、大人っぽく仕上げたという。

 販売数量は約2万2千ケース。なくなり次第販売終了。販売は6月30日から。キリン・メルシャンNEWS読者50人限定で、6月30日~7月31日キャンペーンも行われる。当選者には同デザイン缶6缶パックがプレゼントされる。