ヤツガシラ飛来

飛来したヤツガシラ=17日、和泊町いしご公園、山下芳也さん撮影=

和泊町いしご公園で確認

 【沖永良部】旅鳥のヤツガシラが17日、和泊町いしご公園で確認された。沖永良部野鳥愛好会のリーダー、山下芳也さん(51)が撮影した。

 体長30㌢ほどで、警戒すると冠羽と呼ばれる頭上の羽を扇状に広げるのが特徴。奄美群島では春先に目撃されることが多いが、夏に飛来することもある。

 山下さんによると、沖永良部島は、鹿児島県佐多岬から南へ続く渡り鳥のルート上にあり、現在160種類ほどの野鳥が確認されているという。

 同日は、公園の木の上で羽を休ませているところを撮影した。

 山下さんは「5年ぶりに撮影できた。最近は迷鳥のオニカッコウの鳴き声も確認しているし、温暖化の影響で野鳥が増えているのかもしれない」と話した。