6月19日から成田、関西の2路線で運航再開する奄美大島のピーチ就航便(写真は運休前の奄美空港)
奄美関係は成田、関西の2路線
格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーション社(森健明代表取締役社長)は22日、6月の運航計画(国内線)を発表、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で運休が続いている、東京(成田)―奄美、大阪(関西)―奄美の2路線について、6月19日から運航を再開することを明らかにした。
2路線は新型コロナによる航空需要の落ち込みなどの影響で、4月10日から運休が続いており、再開されれば70日ぶりの運航となる。
同社が発表した6月の運航計画によると、現在運航中の国内線9路線に加え、1日から沖縄(那覇)―福岡線の運航を再開、19日から奄美関係2路線を含む国内線全22路線で運航が再開される。国際線は30日まで全便運休する。
奄美の2路線を巡っては、5月の運航計画で、大型連休中の5月1日~6日の運航が、発表後に取り消されるなどした。
奄美大島では4月17日に奄美市の男女2人の新型コロナ感染が確認され、同島5市町村の首長らが、島外からの来島と、島民の島外への旅行などを控えるよう呼びかける「緊急共同メッセージ」を発表。鹿児島県が緊急事態宣言の指定地域から外れた後も、県外からの移動自粛などを呼び掛けている。
あまみ大島観光物産連盟の境田清一郎事務局長は「まだ、完全に終息したわけではなく、警戒を緩めるわけにはいかない。引き続き、空港での水際対策の徹底を要請するなど、安全面に十分配慮しながら、受け入れ態勢の構築を図っていきたい」としている。