特定外来生物「オオキンケイギク」駆除

オオキンケイギク駆除作業

オオキンケイギクの子株。葉はへら状で両面に細かく白い毛が生えている

龍郷町の3集落で
根気よく続けること大事

 特定外来生物「オオキンケイギク」が開花の時期をむかえ、今年も駆除活動が行われた。元自然推進員の宇都宮英之さんの指導の元、23日に地域住民が龍郷町円、嘉渡、秋名集落で道端などに生えたオオキンケイギクを駆除した。

 オオキンケイギクは繁殖力が強靭で、在来種の成長を妨げるなど大きな影響を与えることから、2006年2月、環境省が特定外来種に指定。栽培・運搬は禁止されている(違反した場合、3年以下の懲役、または300万円以下の罰金)。

 この日は約30分の活動の中、円集落で8株、嘉渡集落で20株、秋名集落で13株のオオキンケイギクを駆除した。

 宇都宮さんは、「10年以上前から駆除活動を行っている。地域住民の協力でかなり減ってきたが、根絶はできていない。根を完全に抜き取り、2~3日天日干しをし、枯死させてから処分することが重要。成長前の子株は見分けがつきにくいが比較的抜き取りやすく、繁殖防御にも効果的」と話す。
 特に子株は識別が難しいため、分からない場合は問い合わせを。野生生物保護センター(電話0997ー55ー8620)