今年も入学記念サクラ植樹

フラワーPJで、ヒカンザクラを記念植樹した亀徳小1年生たち=5日、徳之島町

フラワーPJ 徳之島「夢」振
延期のセレモニー開催

 【徳之島】関東地区在住の徳之島出身者有志たちでつくるNPO法人徳之島「夢」振興会議(横田捷宏理事長)のフラワーロードプロジェクト(PJ)。今春も、同島内の小・中・高校計34校の新入学記念植樹用などにヒカンザクラの幼木計48本を贈呈。延期していた植樹セレモニーが5日あった。

 「ふるさとに百万本の草木を植えて美しい島に」―との同「夢」振フラワーPJ(現代表岡村隆文さん)が2003年度からのハイビスカス路傍植栽で着手した花いっぱい運動。翌04年度からは入学記念植樹用にも拡大。最近は植樹苗を希望する学校や公園などにヒカンザクラの幼木(約2年もの)を数本ずつ贈っている。

 今春は、新型コロナウイルス禍による休校措置など島内にも影響が。記念植樹セレモニーも約2カ月延期して5日午前、徳之島町亀徳小(鎌田浩希校長・児童数131人)の新1年生20人を対象に校内であった。

 初夏の陽気の下、新1年生たちは、「夢」振の重岡堯夫徳之島事務所長(80)の「このサクラも皆さんとともに大きく育つようにかわいがってほしい」など話を聞いた後、数人ずつ交代で根穴に土を補った。林樹(いつき)君らは児童は「お花が咲くのが楽しみ」「水もあげて大切に育てます」と話していた。