自立型子ども料理教室開催

児童7人が「ロコモコ弁当」づくりに挑戦した「アイアイ キッズ キッチン」(6日、奄美市名瀬)=提供写真=

保護者らはトークセッションで「食育」の在り方や「ハンドケア」の有効性を学んだ

保護者向けトークセッションも
7人の児童が参加 奄美市名瀬

 子どもたちによる自立型料理教室「アイアイ キッズ キッチン」(株式会社まちづくり奄美主催)が6日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。市内から7人の児童が参加し、「ロコモコ弁当」づくりに挑戦。保護者らは健康・育児などをテーマにしたトークセッションに参加し、親子で「食育」への理解を深めた。

 「アイアイ キッズ キッチン」は奄美市通り会連合会「なぜまちまーじんゆらおう計画」の一環。今年4月、講師を務めるフリーイベントプランナー兼文部科学省検定フードコーディネーター、同市名瀬のYacco(やっこ)さんと企画し初開催された。

 子どもたちは弁当の一品、ハンバーグづくりで具材のタマネギやニンジンなどを包丁で切り刻み、火を用いたフライパンの調理も経験。Yaccoさんのサポートを受けながら、約2時間掛けて完成した。

 奄美小2年の久保田暖空(はるあ)くん(7)は「包丁は扱ったことはあるが、初めてひき肉をこねて炒めた。おいしくできた」と自分たちの手料理に満足した様子だった。

 子どもたちが調理する間、保護者らは同市名瀬のムラタ薬局薬剤師、村田佳志子さんとベビーマッサージ教室を運営する重菊乃さんを迎えた、トークセッションに参加。村田さんは添加物がもたらす弊害と対処方法を、重さんは実践を交えたハンドケアの有効性を伝え、食育や家族間のコミュニケーションの在り方を学んだ。

 Yaccoさんは「親が同席しなくてよい自立型の教室。料理経験を積ませたい、学びたいという親子の要望は多い。子どもたちに調理の大変さ、食事のありがたさを知ってもらえれば」と話した。

 「アイアイ キッズ キッチン」は今後、定期開催を予定。問い合わせはYaccoさんインスタグラムのQRコード(@planning_by_yacco)へ。