プレミアム付商品券も

町の支援策の内容を聞く参加者ら=知名町=

知名町 新型コロナ、町独自支援策
事業者向け説明会開く

 【沖永良部】新型コロナウイルスの経済対策として知名町は24日、国の地方創生臨時交付金を活用した町内事業者支援策の説明会を同町フローラル館で開いた。町独自に創設したプレミアム付商品券(がんばる知名町応援券)事業、商業者等事業継続支援金事業、観光業継続支援補助金(予約延期及びキャンセル協力金)事業の三つの支援策について、申請の条件や方法を説明した。

 会場には、町内の飲食店や宿泊施設、レジャー関連の事業者ら約80人が参加した。

 がんばる知名町応援券は、1万円分の商品券を5千円で購入可能で、町に登録した業種(タクシーなどの運送業、飲食業、宿泊業、理容業、ダイビングなどのレジャー関連)で使用できる。1千円の商品券10枚を1セットにして、3千セットを販売する。購入できるのは町民のみ。1人につき2セット購入可。販売窓口は、7月11・12日が、あしびの郷(午前10時から午後4時まで)、13日以降は役場指定窓口(午前9時から午後4時半まで)となっている。売り切れ次第終了する。利用期限は7月11日から11月30日まで。

 商業者等事業継続支援金は、新型コロナの影響で4~6月のいずれかの月の売り上げが前年同月比で20%以上減少した事業所に対して、1事業所あたり20万円を支給する。給付対象者は、タクシー(代行含む)やレンタカー、飲食店、ホテル、理容室、ダイビングなど。対象者のうち、レジャー関連事業所は10万円を加算する。申請期間は7月1日から9月30日まで。

 予約延期及びキャンセル協力金事業は、レジャー関連事業所や宿泊事業所を対象に、4月7日から6月18日までの期間に発生した島外者による予約の延期またはキャンセルの数に応じて、1事業所あたり40万円を上限に支給する。また、4月7日以降に事業所が予約者に対して予約の延期またはキャンセルを申し出た場合も支給対象になる。支給は1回限りで、申請期間は7月1日から8月31日まで。

 3支援策の総事業費は約6100万円。

 出席した女性(71)は「昨年に比べて売り上げが減っている。町でも支援策を作ってくれて助かる」と話した。