商品券の利用と加盟店登録を呼び掛ける実行委のメンバー
新型コロナ対策 300店以上が加盟
1人5千円分各世帯に郵送
奄美市が新型コロナウイルス感染症緊急対策事業として、発行給付する商品券「奄美市応援券」の利用が7月1日から開始されるのを前に、事業主体となる奄美市プレミアム商品券発行事業実行委員会の担当者らが26日、商品券の利用と加盟店の募集のため、奄美新 聞社を訪れた。
商品券は、新型コロナにより停滞している消費活動と地域経済の循環を促進し、市民生活と市内経済を支えることを目的に、同市が全市民に1人当たり5千円の商品券(500円券10枚つづり)を給付するもの。国の定額給付金同様、4万2783人(2万3787世帯)が対象で、総額は2億1391万5千円。21日から世帯ごとに簡易書留での郵送が始まっており、既に受け取った人もいるという。
同実行委は商品券が利用できる加盟店の募集を行っており、24日までに、飲食店や小売業者など304店が登録を済ませている。事業に加盟できるのは、市内に本社を置く事業所または実行委員会が地域経済活性化のため必要と認められる事業所で、随時、登録店舗を募集している。
同実行委の惠枝美さんは「多くの店舗が登録することで、市民が利用できる場所も増える。多くの人に商品券を使ってもらい、コロナの影響で売り上げが減っている商店街を元気にしてもらいたい」呼び掛けている。
商品券の利用期限は来年3月15日まで。利用可能な店舗には「奄美市応援券取扱店」と書かれたポスターが掲示される。商品券に関する問い合わせは奄美市商工情報課(0997―52―1111)へ。