一問一答

県本土受入「まだ病床に余裕」
陽性判明90代女性「院内感染を考えている」

 与論町で新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受け、県くらし保健福祉部長の地頭所恵氏は30日、記者会見を行った。

―本日(30日)陽性が判明した90代女性は与論徳洲会病院に入院していたのか。院内感染か。
「そうだ。基本的には院内感染だろうと考えている」

―この女性は一度陰性が確認された後に『病室調整のため』再度検査したところ陽性だったとあるが、どういうことか。
「病室移動のため、全員の陰性確認を行ったところ陽性が判明した」

―最初に陽性が確認された看護師女性が働いていた病棟か。
「そうだ」

―与論徳洲会病院関連の感染者はその病棟の関係者だけか。
「そうだ」

―本日陽性が判明した40代男性は別の感染者の知人ということだが、濃厚接触があったのか
「会食をしたと聞いている」

―27日に発症したということだが、症状が出てから出勤していたのか。
「29日まで出勤していた」

―不特定多数の人と接する職場ではないか。
「そうではないと考えている」

―与論島関連の感染者の総数は。
「46人。うち県本土での入院が28人、宿泊療養者が10人、奄美大島での入院が6人、島内での自宅待機が2人」

―島外から来て会食した5人の検査結果は。
「まだ届いていない」

―与論徳洲会病院・会食1・会食2はクラスターか。
「クラスターの疑いが強い。クラスター対策班の見解を踏まえて判断したい」

―医療従事者の人員は足りているか。
「与論徳洲会病院には、系列病院から医療従事者の応援が来ている」

―高齢者が多い島だが、介護士などの派遣は。
「現時点では検討していない」

―現場から、人員が足りないとの声はあるか。
「ないが、負担は生じていると思う」

―医師、看護師派遣の予定はあるか。
「今のところ報告はない」

―県本土の病床数、受け入れ態勢は。
「約230床のうち52床が埋まっており、まだ余裕がある」

―与論町でいくつ病床があるか。
「公表していない」

―重症者、中等症の人は与論町の関係者か。
「申し上げられない」

―与論町のPCR検査の累計数は。
「約600件」