リサイクルマート・ダイマル徳之島店

オープンした「リサイクルマートダイマル徳之島店」=7月31日、ダイマル本店(徳之島町亀津)

循環型で持続可能な社会へ
待望オープン セールでにぎわう

 【徳之島】ダイマルグループを運営する㈱義村商店(徳之島町亀津、義村浩代表取締役社長)の新規事業「リサイクルマート徳之島ダイマル店」が31日、ダイマル本店(同町亀津)の3階にグランドオープンした。地球にやさしい〝循環型社会店舗〟と位置づけ、家電や家具、工具、楽器、衣類、雑貨などの掘り出し商品がお目当てのオープンセールでにぎわった。

 同店の同新規事業のコンセプトは「世界自然遺産候補地の徳之島をゴミを出さない美して島に」。全国で約200店舗を展開するリサイクルマート(FTC㈱、岐阜県大垣市)とフランチャイズ契約を結び準備を進めてきた。全国離島では淡路島、奄美大島に続いて3番目。売り場面積は約500平方㍍を誇る。

 オープニングセレモニーのあいさつで義村社長は「廃棄物の処理は徳之島のみならず世界的問題。地域でいろんなモノを買い取って必要とする方に再販売し、持続可能な循環型社会づくりに貢献化したい。各家庭に眠っている商品があったらぜひ持ち込んでほしい」とアピール。

 徳之島3町のゴミ処理施設を運営する徳之島愛ランド広域連合の大久保明連合長(伊仙町長)は祝辞で「大量生産・大量消費の時代から『もったいない』のリサイクル・リユース(再使用)・リデゥース(減らす)が世界的な標準に」。クリーンセンターの施設整備基本構想検討委員長の小原幸三氏(鹿児島大学名誉教授)も「新型コロナウイルスの影響で大きな経済の変化がある。環境経済学の観点を含め、モノを介して学びあう場所、情報をやりとりする場所にもなって欲しい」と期待を寄せた。

 午前9時半開始のオープンセールを前に100人以上の買い物客たちが待機。「3密」防止のため数人ずつ入店させ、買い物客たちはお目当ての商品コーナーに直行。女性客(50代)は「欲しかった家具が、新品同様で通常価格の半値以下で買えた」と喜んでいた。