島内の飲食店123店舗で利用できる「GoToイート」食事券
奄美大島商工会議所は、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている飲食店を支援する国の「GoToイート」キャンペーンのプレミアム付き食事券の販売を22日から再開した。食事券は15日から販売を開始したが、予想以上の人気で、第1弾、約3500万円分が18日までに完売していた。
食事券は、購入代金の25%分を国の負担で上乗せ、現金1万円で1万2500円分が購入できる。1人1回2万円(2万5000円分)まで購入でき、何度でも買い求めることができる。販売は来年1月末までで、売り切れ次第終了となる。利用期間は来年3月31日まで(商工会など一部は2月中旬となっている)。
同商議所では計約1億5千万円分が販売される見込みで、食事券の印刷などの事情から同商議所には計4回に分けて届くことになる。
第1弾が販売された15日には、販売開始前から数十人が長蛇の列をつくるなど大きな反響があったが、22日は約10人が並ぶ程度で、同商議所は「当初に比べるとだいぶ落ち着いた」という。
15日の販売開始当初69店舗だった登録店舗数は21日現在、123店舗に増えた。内訳は奄美市110、龍郷町9、瀬戸内町3、宇検村1。随時更新しており、同商議所は「購入者からは利用店舗に関する問い合わせもある。登録店舗が増えることで利便性も高まり、利用者の購入意欲も高まる」と、島内の飲食店の登録を呼び掛けている。
食事券が利用できるのは原則、店内飲食できる店舗で、デリバリー専門店やカラオケボックス、スナックなどの接待を伴う飲食店は対象外。農林水産省が定めた感染症対策に取り組むことが登録条件となっており、十分な換気やテーブルの間隔の確保など感染対策の徹底が義務づけられている。