奄美の新名物が勢ぞろい

特設コーナーをPRする松浦店長

ビッグツーで5月末まで
島一番コン商品、販売始まる

 龍郷町の大型商業施設・ビッグツー奄美店は27日、「島一番コンテスト」で最優秀・優秀賞に輝いた商品を集めた特設コーナーを店内に開設した。島の事業者が独自に開発したユニークでアイデアあふれる特産品を期間限定で販売するもので、こだわりの新名物が並ぶ。5月末まで。

 島一番コンテストは、特産品づくりの促進を目的に奄美群島観光物産協会が主催。審査は3月20日開催の商談会「ぐーんとマーケット」であり、応募総数52点の中から入賞商品計8点が選ばれていた。

 コーナー設置は「島のいいものを広めたい」という両者の考えが一致して実施。受賞者8社も快く協力することで実現した。

 売り場では、紬柄をポップにデザインした布巾「紬POPかや生地ふきん」、見た目を砂浜にあるシーグラスに似せた「シーグラスグミ」の最優秀賞受賞商品をはじめ、草木染めのハンドタオル、島バナナのリキュール、地元素材で作った地ビールやアイスなど個性的な商品が多彩に並んだ。商品には解説や開発者の思いも添えてPR。神奈川県から家族3人で来た小笠原菜さん(40)は「(海洋ごみを使った)ピアスが好き。エコでびっくり。職場に付けていきたい」と商品を購入していた。

 担当する中村美加子さん(61)は「今までにない視点で、サスティナブルな商品も多い。機能や味だけでなくアイデアも楽しんで」とアピール。松浦能久店長は「奄美の良い商品を発信したいという思いはみんな同じ。こだわりの詰まった逸品を一人でも多くの人に触れてほしい」と話した。