芋ほり大会

芋ほり大会に参加した小俣町松葉会のメンバー=奄美市名瀬小湊=

「楽しかった」と笑顔
小湊のジャガイモ畑で 小俣町松葉会

 小俣町松葉会(柿園徹=とおる=会長)主催の芋ほり大会が11日、小湊の昇=のぼり=義光さん(82)所有の畑であった。松葉会のメンバーはジャガイモを掘りながら終始笑顔で仲間との交流を楽しんでいた。

 同会は奄美市名瀬小俣町在住の高齢者が集う老人クラブ。今年は新型コロナウイルスの影響で、室内行事のほとんどが開催できなかったが、コロナの感染者数が減少してきたことから、活動が再開できるようになったという。

 松葉会の名前の由来は小俣町に生えている松の木。「松の木はどこにでも根をはり、青々と生い茂る。また葉っぱは2本1組。どんな夫婦も小俣町の松の木のように、どこにいっても仲良く協力し合い、いつまでも元気でいてほしい」との思いが込められていると柿園会長は語った。

 芋ほり大会には20人(1人欠席)が参加。メンバーは「見つけた見つけた」「このイモは大きいね」など楽し気に語り合いながら、ジャガイモ掘りを楽しんだ。

 芋ほり大会に参加した池千久子さん(82)は「イモを掘ったのははじめて。土が柔らかかったから体も楽だった。天気も良く、楽しい時間が過ごせた」とにこやかに語った。

 松葉会メンバー最高齢の谷本雅子さん(92)は「いつもみなさんに助けていただいている。今日はきれいな空気を吸いに来た」と優しい口調で話した。

 「楽しく笑い合いながらどんなことでも話せる雰囲気が松葉会にはある。町内には一人暮らしの方も多いが、ぜひ松葉会の活動に参加して、みなさんの健康づくりに役立ててほしい」と柿園会長はほほ笑んだ。