「たつGO!応援大使」第1号

「たつGO!応援大使」第1号の委嘱を受けた県大島支庁の田中完支庁長(左)、竹田泰典町長

龍郷町 県大島支庁長の田中完氏に委嘱

 龍郷町は、今年3月12日付で「龍郷町応援大使設置要綱」を施行し、同制度を創設した。第1号の応援大使として、県大島支庁長の田中完氏を選定し、30日、役場町長室で「たつGO応援大使」委嘱状交付式を行った。委嘱期間は今年4月1日から2年間。田中氏は3月末で県職員を定年退職し、4月1日からは県酒造組合事務局長に就任する。田中氏は「第1号の応援大使委嘱は身に余る光栄。町民になった気持ち。町は大島紬など伝統的なものを生かしつつ、新たなチャレンジをしてほしい」とエールを送った。

 「龍郷町応援大使設置要綱」によると、目的は「町が有する自然や文化、観光及び産業等の魅力を全国に広く宣伝し、町の認知度及びイメージの向上を図ることにより、産業振興及び地域振興に資することを目的として設置する」としている。

 応援大使は①町の出身者または町にゆかりがある者であって、産業、経済、文化、教育、芸能、もしくはスポーツ等のさまざまな分野で活躍する者②プロモーション活動を行うに当たり、広く影響力を持つと認められる者―などの該当者から町長が委嘱する。

 ▽同選考委員会(町長など6人)を組織▽応援大使の推薦及び決定は、企画観光課長の推薦書提出を受け、町長が選考委を招集し、推薦された者の中から決定する。

 大使の任務は▽町の観光施設及びその他の魅力ある地域資源等に関する宣伝活動▽町職員の研修講師及び会議その他の催事等への参加▽町の施策及び情報発信等に関する助言または提言―など。

 竹田泰典町長は「田中支庁長は、町の行事にも多く顔を出していただいた。奄美地域に溶け込んだ支庁長だった」と述べ、今後の龍郷町PRに期待を込めた。委嘱式後、町職員を前にあいさつし、拍手で見送られた。