壁新聞で奄美をPR

県代表作品に選ばれた壁新聞を動画で紹介する阿室小中学校エコクラブより(こどもエコクラブサイト動画より転載)

阿室小中エコクラブ3・4年生
自然豊かさや生物多様性など 県代表、動画でも発信

 「全国エコ活コンクール」の壁新聞部門で鹿児島県代表作品に選ばれていた宇検村の阿室小中学校3・4年生の作品がこのほど、「こどもエコクラブ・全国フェスティバル2021」のウェブサイトで公開が始まった。全児童生徒で撮った紹介動画も合わせて発信。エコ・環境活動を通じて、奄美大島の自然の豊かさや生物の多様性を全国に伝えている。

 こどもエコクラブは幼児から高校生までが参加するエコ・環境活動で、公益財団法人日本環境協会が主催。全国1680クラブ、約8万6千人が活動に参加し、同校は「阿室小中学校エコクラブ」(当時小学生16人、中学生5人)の名前で登録し、昨年から活動している。

 同校は「奄美環境新聞」と題した壁新聞で、県代表として選ばれていた。壁新聞は当時3・4年生の宮原航太くん、小城祐美さん、小城美玖さん、田畑心々菜さん、富岡優くんの5人が制作。全国での受賞は逃したものの、全児童生徒出演の動画も一緒に提案し、同サイトで公開されている。

 壁新聞では、世界自然遺産登録を目指す奄美を紹介し「この島にはまだまだ素晴らしい生き物が満ちあれている」など解説。島の「天然記念物」や学校で取り組む「阿室米の米作り」、奄美の「ごみ問題」なども披露した。

 動画では同5人がナビゲーターとなって児童生徒らにインタビュー。壁新聞や活動、感想などが伝えられた。

 クラブを担当する同校の岩切敏彦教諭は「動画を見てコメントを寄せるなど子どもたちの成果を応援してほしい」と述べ、「奄美は世界レベルで素晴らしい環境。この地に生まれたことに誇りを持って糧とし、これからも活動を続けていきたい」と話した。

 同フェス公開は10日まで。壁新聞と動画は同サイト(http://www.j-ecoclub.jp/)で見られる。