「菊次郎ミュージカル」

3月25日の稽古の様子

本番まで4カ月余り
龍郷町 参加者22人、稽古に熱

 龍郷町青少年ミュージカル実行委員会(実行委員長・碇山和宏教育長、事務局・町教育委員会)主催の西郷菊次郎翁生誕160周年記念龍郷町青少年育成ミュージカル事業「菊次郎ミュージカル」公演は、予定している8月中旬の本番まで4カ月余りとなった。事務局によると、2月から毎週金曜日の夜に自主稽古に取り組んでいるほか、3月は合計7日間(7~9日、25~28日)稽古した。脚本・演出・音楽制作を依頼した松永太郎さん、振付師の岩澤剣司さんが来島して4日間連続で稽古したのは初めて。3月25日の稽古では、15回連続で稽古を繰り返した。指導者2人と参加者22人(小・中・高校生の登録メンバー)の稽古には、これまで以上に熱が入っている様子だった。

 事務局によると、新学年となる4月以降の登録メンバーは、小学生9人、中学生8人、高校生5人。奄美市から中学生2人、高校生1人が稽古に通っており、残る17人は町内在住、2人は元町内在住。

 3月末に初めて4日間連続で稽古した。初日の3月25日は、りゅうゆう館文化ホールで午後4~7時までの3時間の稽古を計画。舞台の手前で松永さんがピアノを演奏。松永さんが作詞・作曲したテーマソング「風起こす人~KIKUJIRO~」を15回連続で演奏し、歌い続け、参加した子どもたちは15回連続で曲に合わせて舞台でダンスを踊り続けた。振付師の岩澤さんは、ホールの中央付近から子どもたちのダンスを見詰めていた。

 同26~28日は、2時間半~3時間の稽古を計画。28日には稽古の様子を保護者に公開した。

 事務局では、稽古がスタートした昨年6月以降、町ホームページ(トピックス一覧)で月ごとの稽古の様子などを紹介。稽古の写真を10枚前後使い、稽古内容等を記している。番外編は今年の「サトウキビ刈り体験しました!」「島の先輩の話を聞きました!」。いずれも体験や講話を「子どもたちが公演に生かしてほしい」との期待が込められている。

 このほか、インターネットで「菊次郎ミュージカル」を検索すると、活動関連の写真や説明等を見ることができる。「菊次郎ミュージカルのロゴ作成」「Tシャツ作成」の話題も掲載されている。

 本番公演は、旧盆前の8月18、19日夜の2回公演を予定。

 【参加メンバー名簿】新学年の小・中・高校生別で掲載。順不同。敬称略。
 ▽高校生 隈元莉緒奈、隈元莉々亜、嘉佳奏、篠﨑あいみ、要田ののか
 ▽中学生 南心月、宮山來三、朝柚奈、圓山結礼、塩本結愛、太利千寿、里美雲、山口京桜
 ▽小学生 吉永実冬、槻木心美、宮崎蒼、宮崎誠一郎、森吉恵菜、佐竹すみれ、姫野千葵、栄隼平、赤塚伸春