群島各地の小中学校で入学式

第72回入学式に参加する入学生ら=奄美市立名瀬小学校=

名瀬小学校第74回入学式
「笑顔であいさつを」

 奄美群島各地の小・中学校で6日、入学式があった。大島教育事務所によると、群島内の2021年度入学者は小学校で1039人(男子531人、女子508人)、中学校は1049人(男子537人、女子512人)(3月31日現在)。

 奄美市立名瀬小学校(廣司正良校長・児童数355人)は同日、第74回入学式を挙行した。今年の入学生は66人(男子25人、女子41人)。保護者や教職員とともに新しい門出を祝った。

 廣司校長は式辞で「あいさつは魔法。笑顔で明るいあいさつを」と新入生に呼び掛け、保護者に対して「保護者、教職員協力し合い、一人ひとりの可能性を引き出し伸ばしていきましょう」と話した。

 新型コロナウイルス対策のため今年は校歌の斉唱・新入生一人ひとりの名前の点呼・児童代表あいさつなどは省かれた。一方、2年生から6年生の各クラスの児童らが似顔絵と「おめでとう」の手書きメッセージつきの展示を用意し、新入生の新たなスタートをお祝いした。

 大島教育事務所によると、21年度入学者がゼロの小学校は大棚、名音、池地、油井、円、手々、与名間、馬根の8校。中学校は住用、久志の2校。

 入学者が1人の小学校は小湊、住用、市、佐仁、今里、名柄、阿室、篠川、薩川、西阿室、伊子茂、与路、尾母、山の14校。中学校は名柄、阿室、池地、油井、尾母、手々の6校。