地域ぐるみで防犯強化

防犯キャンぺーンに参加した「うーけん」と新1年生たち

田検小新入生13人に うーけんも防犯グッズ配布
瀬戸内・宇検防犯協

 瀬戸内・宇検防犯協会連合会(会長・鎌田愛人瀬戸内町長)は6日、宇検村立田検小学校(平山晋校長、児童数49人)で「春の子ども安全見守り大作戦」(6~19日)防犯キャンペーンを展開した。同小学校は、今年度13人の新入生が入学。児童に防犯グッズの配布や、防犯意識啓発を目的に地域ぐるみで子どもたちを守ろうと協力して取り組んでいる。

 防犯グッズは、自転車用専用ワイヤーに啓発チラシ、防犯ブザーなど。配布は校門の中で行われ、平山校長はじめ、地域の防犯ボランティア団体や瀬戸内署員、村役場職員など約20人が参加し、見守りの青パト3台や、同村PRキャラクターの「うーけん」も応援に駆け付けた。また、犯罪に巻き込まれない合言葉の下敷き『いかのおすし』(いか「行かない」の「乗らない」お「大声でさけぶ」す「すぐにげる」し「知らせる」)などを子どもたちに配布した。

 瀬戸内署・水迫健治警部は「昨年、瀬戸内町・宇検村内で4件の声掛け事例があった。青パトを見せたりすることで抑止にもなる。登下校に合わせて地域で見守りたい」と語った。

 新1年生の前原麻梨奈さん(6)は「算数の勉強がしたい。遠足が楽しみで友達をたくさんつくりたい」と話し、母親の奈緒美さんは「元気に楽しく過ごしてほしい」と微笑んだ。