田植えをする参加者ら=和泊町=
和泊町 地域住民約30人参加
【沖永良部】和泊町後蘭字で11日、田植えが行われた。地域住民ら約30人が参加し、豊作を願いながら苗を植え付けた。7月下旬に稲刈りを予定している。
同字の有志団体「瑞穂の会」が主催。子ども達に稲作りを体験させたいと、2016年から続けている。
参加者は、約9アールの田んぼにブランド米「恋の予感」の苗を手植えした。順調に生育すれば、250キログラムの収穫が見込めるという。
初めて体験した内城小学校5年の永野太翔さん(10)は「動けなくて大変だったけど、次第に慣れてしっかり植えることができた」と話した。
瑞穂の会の前田重治さん(76)は「昔は集落一帯が田んぼで、稲刈りの時期になると黄金色に輝いていた。地域を元気にするためにも続けていきたい」と語った。