町制施行80周年を祝い記念ソングを披露した役場職員ら=和泊町=
【沖永良部】和泊町の町制施行80周年記念式典が1日、同町防災拠点施設やすらぎ館であった。町の発展に尽力した18個人1団体を表彰。「心豊かな『和』の町」実現への願いを込めた記念ソングを披露し、節目の年を祝った。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため規模を縮小して開催。参加者は、褒賞受賞者を含めて100人程度に制限した。
伊地知実利町長は「全ての町民が一体となって人と未来を笑顔でつなぐ、心豊かな和の町、和泊町の実現のため協力してほしい」とあいさつ。
塩田康一県知事のビデオメッセージが紹介されたほか、町制を施行した1941年からの町の歩みを映像で振り返った。
記念ソング「ちむぢゅらさぬ心~ずっと・もっと・きっと~」は、前田修一副町長が作詞、元役場職員の皆吉泰智さんが作曲を担当。本番に向けて練習を重ねてきた役場職員組合コーラス部の28人が歌い上げた。
町の新たなシンボルとなる「鳥」「蝶」「魚」も紹介され、それぞれ「リュウキュウキジバト」「ツマベニチョウ」「カンモンハタ」に決まった。町在住者など136人の応募があり、その中から選んだ。
褒賞受賞者を代表して地方自治部門を受賞した和正巳さん(76)は「過去の先輩や町民が私たちを育ててくれた。これからも町のために日々努力していきたい」と話した。
和さん以外の被表彰者は次の通り。(敬称略)
【地方自治部門】山下堅四郎(故)、沖田利雄、田中稔、東仁、先山安孝、池下滿、大山政照
【教育文化部門】先田雅子、大山キヌ子、先田秀裕、朝戸智子、森晃
【社会福祉部門】西口福恒、町田輝仁、福山昭雄
【産業経済部門】盛田英世、葉棚清二
【感謝状贈呈】通学路キレイ隊