ワクチン集団接種が本格化

徳之島3町でも一般高齢者対象ワクチン接種が本格化=17日、徳之島町会場

徳之島3町、一般高齢者対象

 【徳之島】新型コロナウイルスワクチンの一般高齢者を対象とした集団接種が17日、徳之島町と天城町でも始まった。民間医療機関で8日から先行の伊仙町を含め、徳之島3町でも第1回接種が本格化。接種済み者の健康観察では特段の副反応などの報告はない。

 一般高齢者たちを対象にしたワクチンの集団接種は、徳之島町では町体育センターを会場に始まった。同初日の対象定員は160人。町内2医療機関から派遣された医師2人や看護師をはじめ町保健センタースタッフらが対応。予約制のためスムーズに進んだ。

 接種後、健康観察のため待機していた同町亀津の飲食業男性(71)は「病院に行ったこともなく注射を受けるのも初めて。注射よりもコロナ感染のほうが怖い。チクッとしたぐらいでまったく痛みは感じなかった」とにっこり。

 町保健センターによると、18日以降は1日当たりの申込者定員80人のペースで6月8日まで予定。同9日以降は第2回接種を開始する予定という。

 天城町は、町保健センターで受け付け・体温測定・問診後、隣接の「あまぎユイの里医療センター」で接種、保健センターで健康観察を経るシステム。初日は92歳を頂点に60人(定員)が接種を受けた、第1回接種は6月6日まで。第2回は同月7日~同27日まで予定。この間、高齢者施設2か所への訪問接種などを計画。対象者2215人のうち申込者数は約1500人(約67・7%)=17日現在=。

 伊仙町は、民間医療機関「伊仙クリニック」(伊仙)の協力で8日(260人接種)に開始後、平日20~30人ペースで推進中。第1回接種から3週間を経た対象者への第2回接種も並行し、8月中旬ごろまでにはワクチン配布分の接種完了を目指す(町保健センター)。対象者約2400人のうち申込者数は約1200人(約50%)=17日現在=となっている。