知名町独自に支援金

飲食店等を対象にした事業継続支援金の説明会=知名町=

新型コロナ 売上減の飲食店対象に説明会

 【沖永良部】新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少した知名町内の飲食店等に対する、町独自の事業継続支援金の説明会が11日、同町フローラル館であった。支援金は、売り上げの減少額に応じて支給され、1事業所あたり上限20万円。15日に開会される町議会で予算案が可決され次第、早ければ6月下旬から支給される。

 今年4月から6月までのうち、1カ月の事業収入が今年1月から3月までの月と比べて20%以上減少していることなどが条件。対象業種は飲食店(スナック含む)、タクシー、運転代行、宿泊、観光、美容などのほか、感染拡大防止のために営業を縮小した事業所も含む。

 会では、店舗での感染予防対策や国・県の支援策についての説明もあった。終了後、支援金の先行受付が行われた。

 参加した飲食店経営の男性(67)は「クラスター(感染者集団)が発生してから1カ月近く休業した。支援金はとても有り難いが、まだまだ足りない」と話した。

 受付は8月末まで。問い合わせは知名町役場企画振興課電話0997―84―3162。