左から沖永良部島漁協の東善一郎組合長、地域おこし協力隊に就任した桑畑久美子さん、伊地知実利町長=和泊町=
静岡県出身の桑畑さん「島の水産業盛り上げる」
和泊町の地域おこし協力隊
【沖永良部】和泊町地域おこし協力隊の任命式が14日、同町役場町長室であった。採用された静岡県出身の桑畑久美子さん(42)は、「シーフードプロデューサー」として水産加工品の開発や販路開拓に取り組む。任期は1年更新で最長3年間。
桑畑さんは、茨城県の医薬品会社で15年間、薬の開発に従事。「田舎で新しいことをしたい」と思っていたところ、沖永良部に住む知人に誘われ、地域おこし協力隊に応募した。
任命書を受け取った桑畑さんは「島の水産業を盛り上げるため、みなさんと一緒にワクワクしながら頑張っていきたい」と意気込みを語った。
沖永良部島漁業協同組合の東善一郎組合長は「桑畑さんのプロデュースによって沖縄や鹿児島、東南アジアにまで販路を広げていきたい」。同町の伊地知実利町長は「一日も早く島の風土と人に慣れてもらい、自分の力を十分に発揮してほしい」と期待を込めた。
同町では2013年10月から協力隊を活用。これまでにまちづくり協力隊2人、地域おこし協力隊2人(桑畑さん除く)を任命している。