徳之島3町実行委を設置

「世界自然遺産登録視聴会」と「同登録記念式典」協働へ、徳之島3町が実行委を設置=6日、徳之島町役場

世界自然遺産登録 審議・決定の瞬間をネットで
県と協働

 【徳之島】徳之島3町は「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島(奄美・沖縄)」の世界自然遺産登録の可否を審議する第44回世界自然遺産委員会(24~28日オンライン開催)を前に6日午前、県のインターネット配信による「世界自然遺産登録視聴会」と「同登録記念式典」(11月)に協働するための委員会を設置した。審議・決定瞬間などのパブリックビューイングは「視聴会」に変更、会場参加者の一般公募は行われない。

 県は、世界自然遺産委員会における奄美・沖縄の世界自然遺産登録に関する審議の様子について、県庁会場で日本語通訳・手話通訳を交えインターネットライブで配信する。同模様の視聴会を県庁(2階・県民ホール)、奄美大島(奄美市役所)、徳之島(天城町防災センター)の3か所で同時に行う。

 当初計画のパブリックビューイングでは客席数を県庁と徳之島会場が各100席、奄美大島は70席としていたが、新型コロナウイルス感染症対策のため、各会場ともに関係機関・団体の関係者らのみ50席ずつに縮小。一般公募は行われないことに。

 ちなみに、世界遺産委の審議日時は▽24日午後7時45分~同10時30分▽25日~27日は同6時~同10時30分▽28日は同6時30分~同9時15分。奄美・沖縄に関する審議はこの間の約30分間。6日現在、審議日程については不明としている。

 徳之島町役場会議室であった同島実行委立ち上げ会には高岡秀規徳之島町長、森田弘光天城町長、大久保明伊仙町長および各町担当者らが出席。県と3町の協働によるこれら記念事業実施への委員会設置要綱、予算案などを承認。同視聴会実行委会長には森田町長、記念式典実行委会長には高岡町長を選任。記念式典については11月、徳之島町文化会館で計画。イベントの内容については、必要に応じ「住民ら民間サイドも意見も聴取して反映させていく方針」(事務局・徳之島町企画課)という。