奄美空港に設置された非接触型の自動チェックイン機
画面に触れずに操作できる
奄美と徳之島空港
世界遺産控え水際対策強化進む JAL
日本航空(JAL)は、指を触れずに操作できる非接触型の自動チェックイン機を奄美空港と徳之島空港に導入した。新型コロナウイルスの感染対策として、JALグループが今年3月から全国の空港に導入を進めており、今回、奄美群島では初めて両空港に導入された。今月下旬には、世界自然遺産登録が正式決定する見込みで、今後、観光客など島外からの来島者が増えることも予想されるなか、空の玄関口での水際対策強化が進む。
自動チェックイン機の非接触化は、飛行機に乗るまでの手続きをデジタル化して、利便性を高める「JALスマート・エアポート」の一環で、空港や機内の安全・安心な環境づくりに向けた取り組みを強化している。
非接触型の自動チェックイン機は、赤外線センサーにより、画面から3㌢ほど離れた位置で指の動きを認識できるため、タッチパネルに直接触れることなく搭乗手続きや座席の指定、変更、マイル登録などの操作ができる。
今回、奄美空港に2台、徳之島空港に1台が設置され、奄美空港では15日から稼働開始している。両空港以外の奄美群島の空港には、自動チェックイン機がないため、非接触化の導入はない。
JAL奄美営業所は「世界自然遺産登録決定すると、さらに多くの観光客が空路、奄美にやって来ることになる。新型コロナの感染対策として、今後も空港や機内など様々な場面で、衛生で清潔な環境を提供できるよう取り組んでいきたい」としている。